小児歯科

(予防矯正・床矯正・ワイヤー)

当院の治療方針

当院の治療方針

「三つ子の魂百まで」というように幼い時の印象は一生残ります。 当院では、歯医者嫌いの子供や大人にさせないように、抑制治療(押さえつけての治療)は行っておりません。 「仲良し治療」を心掛けていますので、治療の進行が遅いことがありますが。歯科治療を好きになってもらえるようにスタッフ一同努力しています。 ご協力、ご理解のほどよろしくお願いします。

保護者の方へお願い (特に6歳未満のお子様をもつお母様方へ)

当院では、お子様の歯科治療を出来るだけきちんと、かつ恐怖心を抱かないよう配慮して行っております。 そのために保護者の方の協力が大切ですので、次の点にご注意ください。

  1. 治療前には口の中をきれいにして、トイレを済ませておいてください。
  2. 小児の歯科治療にとって、自立心は非常に大切です。
  3. お子様を叱る材料として、「言うことを聞かないと先生にお願いして注射してもらいますよ。」などと言って治療や医師に対する恐怖心を植え付けないでください。
  4. 「お買い物に行こう」などと言って連れてこないでください。 歯科治療は自分自身のためであることを強調してください。
  5. 治療後、泣いて帰っても「よく頑張ったね、偉かったね」と必ずほめてあげてください。 決して「痛かったの?かわいそうに」と言わないでください。
  6. 何か異常がある場合や、治療に関して注意してもらいたいことがありましたら、あらかじめお知らせください。

子供の歯の基礎知識

乳歯は何本?いつ頃生えるの?

乳歯は何本?いつ頃生えるの?

乳歯は全部で20本あります。
生後6ヶ月か頃から生え始め、3歳頃までに生えそろいます。
乳歯は永久歯に比べて表面のエナメル質が弱く、
虫歯の進行が速いという特徴があります。
また、乳歯の虫歯を放っておくと
乳歯の下に待機する永久歯にも悪影響を与えますので、
しっかり予防していくことが大切です。

永久歯は何本?いつ頃生え変わるの?

永久歯は何本?いつ頃生え変わるの?

永久歯は全部で28本、親知らずを入れると32本あります。
6歳頃から生え始め、12歳頃までに生え揃います。
この時期に歯並びが決まるので、とても大切な時期です。
捕隙装置などの対策ができますので、
歯医者さんで定期的に見てもらいましょう!

永久歯は何本?いつ頃生え変わるの?
6歳臼歯は虫歯になりやすいので注意しましょう!

6歳臼歯は虫歯になりやすいので注意しましょう!

・歯の材質が大人の歯と比べて柔らかく、厚みも半分ぐらいしかない。
・虫歯の菌に対して、大人の歯より弱い。
・虫歯の進行が早く、あっという間に神経まで達してしまう。
・乳歯は同時に何本もの歯がむし歯になりやすい。

虫歯の予防

乳歯のむし歯を放置すると、永久歯の歯並びや歯質に悪い影響があります。
乳歯は生え変わるからと、むし歯になっても放置していると、永久歯に思わぬ影響があります。 まず、永久歯の歯並びへの影響があります。乳歯には永久歯が生えてくる場所を確保するという大切な役割があるので、乳歯をひどいむし歯にしたり、早い時期に失ってしまうと、隣り合っている歯が移動して永久歯が生えるスペースが確保できず、歯並びが乱れたり、永久歯が生えてこなかったりすることがあります。

虫歯の予防

また、乳歯のむし歯が重傷で、歯の根の先などに膿がたまるくらいひどくなると、乳歯のすぐ下でつくられている永久歯の表面のエナメル質を溶かしてしまうことがあります。その他にも、歯の痛みで噛めないものができたり、顎の発達が不十分になるなどの影響もあります。 むし歯になってしまったら放置せず、きちんと治療を受けましょう。 もちろんむし歯にしないように予防していくことが何よりです。定期的に検診を受け、毎日の歯磨きでお口の中を清潔に保つようにすることが大切です。

フッ素塗布

フッ素塗布

フッ素は歯の質を強くし、虫歯から歯を守る効果があります。フッ素はお茶や海藻などに含まれておりお子様にも安心です。乳歯の生え始めから可能で、まだ乳歯やまだ弱い生え変わったばかりの永久歯を守るのに効果的です。塗布も目安は3〜4ヶ月に1回です。(歯の質によって変わることがあります)

フッ素塗布
シーラント

シーラント

奥歯の汚れのたまりやすい溝を埋めて歯磨きをしやすくします。虫歯になっていない奥歯の溝に歯を削らずに付けます。(虫歯になっている歯にはできません) 奥歯の生えそろう3歳位頃から施術可能です。歯ぎしりや食いしばりがきついととれやすい為、定期検診ごとにチェックが必要になります。 ※保険診療となります。

キシリトール

キシリトール

虫歯の活動を弱らせて虫歯になりにくくします。母子感染の予防にも効果があり、食後、感触後に1日1粒ガムやタブレットで摂取することで効果がでてきます。

キシリトール

小児歯科治療の流れ

当院では、お子様には「健康な永久歯の完成」を目指し治療にあたっていますので、今後お子様と長いお付き合いが出来ることを願っております。 ですから、小さなお子様には歯科に対して恐怖心の無い様治療にあたっています。また、現状のむし歯の治療と共に「健康な永久歯列」のために予防歯科、矯正歯科を行っています。以上のことにより、先生側、歯科衛生士側の各専門医的な処置として分担し治療を進めさせて頂きます。

【初診カウンセリング】

【初診カウンセリング】

お子様のお体の状態、お口の状態を把握させて頂き、今後のある程度の治療の方向性を決めさせて頂きます。 応急処置が必要な場合は治療を行う場合がありますが、歯科治療に慣れて頂く為にお話や説明にて終わらせて頂きます。

【パノラマX線写真】

【パノラマX線写真】

顎のレントゲン写真を撮影することで永久歯の生え変わりや先天性欠損歯の確認をします。
レントゲンを撮ることで、虫歯の進行具合はもちろん、
目では見えない歯茎の中の状態や
歯を支える骨の状態を確認します。

【パノラマX線写真】
【口腔内写真】

【口腔内写真】

レントゲンで再現出来ない歯や、歯茎の色、形態を確認するため、口腔内の写真を撮影致します。
また、治療前と治療後の経過観察のためにも非常に重要です。

【唾液の検査】

【唾液の検査】

お子様の現在のお口の中の状態を正確に把握します。

【唾液の検査】
【歯並びの検査】

【歯並びの検査】

お子様の現在の歯並びの状態を検査します。
歯並びの状態によっては、汚れが溜まりやすかったり、虫歯のリスクが高くなる可能性があります。

【治療できるように器具や機械に慣れて頂きます。(アプローチ)】

【治療できるように器具や機械に慣れて頂きます。(アプローチ)】

歯医者さんに通うことが嫌いにならないように、様々なアプローチで楽しく通える取り組みを行います。

【治療できるように器具や機械に慣れて頂きます。(アプローチ)】

口腔内検査の資料を基にして、お子様の治療計画、予防計画を先生と衛生士から提案させて頂きます。